加藤金融相、 「福祉機関と連携期待」 金融機関の高齢者支援で

2024.12.10 14:46
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答弁する加藤金融相(12月10日、国会)
答弁する加藤金融相(12月10日、国会)

加藤勝信金融相は12月10日の衆議院予算委員会で、金融機関の高齢者支援について「認知機能が低下した方と接する機会も多く、そうした方が必要な支援を受けられるよう、福祉機関との連携が期待される」と強調した。


自民党の国光あやの委員の質問に答えた。国光委員は、様子がおかしい身寄りのない高齢者が金融機関に来店するケースを取り上げ、個人情報の取り扱いの観点から「(窓口職員が)行政機関や福祉機関になかなか連絡できない課題がある」と指摘した。



質問する国光委員
質問する国光委員

政府は9月に「高齢社会対策大綱」を閣議決定。金融機関に対し、必要に応じて重層的支援体制整備事業の支援会議などへの参加を促すことや、福祉機関などとの連携に伴う個人情報の取り扱いで柔軟な対応ができるよう、金融分野のガイドライン見直しの必要性を検討することが盛り込まれている。


加藤氏は「関係省庁と連携し、金融機関を含めた地域社会で認知機能が低下した方々を支えていくための取り組みをしっかりと進めていきたい」と話した。

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