大和証券G、先端技術フォーラム 豪州大使館と共催で
2024.12.06 18:17
大和証券グループ(G)は12月6日、オーストラリア大使館との共催により、同大使館で同国のスタートアップにおけるエコシステムの状況や日豪連携に焦点を当てた「日豪Deep Tech Forum」を開催。日本の大企業やオーストラリアのスタートアップ関係者など約80人が参加し、日豪のベンチャー(VC)同士の連携や豪スタートアップと日本企業の連携を促した。
講演では、経済産業省イノベーション・環境局イノベーション創出新事業推進課のスタートアップ国際連携企画調整官の澤田佳世子氏が講師を務め、「日本のスタートアップ支援策について」をテーマに話した。
パネルディスカッションは、大和証券キャピタルマーケッツ・オーストラリア取締役社長の半田晋氏がモデレーターを務めた。「日豪VCによるディープテックへの取り組み」では、豪Main Sequence、インキュベイトファンド、ジャフコグループ、スパークス・アセット・マネジメントからそれぞれの幹部がパネリストとして登壇。
「日豪の大学連携VCによる取り組み」では、Main Sequence、京都大学イノベーションキャピタル、東京大学協創プラットフォーム開発、早稲田大学ベンチャーズの各幹部がパネリストを務めた。
また、「豪州スタートアップによる日本企業との連携事例、連携ニーズ」では、脱炭素、食料・農業、ヘルスケア、宇宙、基幹技術、AI(人工知能)の6分野を投資対象とするMain Sequenceの投資先5社がそれぞれの事業概要や特徴、強みなどをプレゼンテーションした。
クロージングでは、オーストラリアのジャスティン・ヘイハースト駐日大使と大和証券執行役員の阿部東洋氏がスピーチ。阿部執行役員は「本日参加いただいた皆様のお力をお借りし、世界の社会課題を解決するディープテックユニコーン企業を日本からも多数生み出したい。大和証券グループも日本のディープテックスタートアップの発展、グローバル展開を支援していく」と話した。
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