山形銀、相続対策セミナー開く 家族信託の利点など紹介
2024.12.03 18:18
山形銀行は12月3日、寒河江市と米沢市で相続対策セミナーを開催した。司法書士が「遺産分割対策の必要性と家族信託の活用」をテーマに講演し、同行のプライベートバンキング担当者がコンサルティングのメニューと事例も紹介した。
セミナーは相続対策や資産承継のポイントを解説する目的。同行営業支援部事業承継・M&A支援室プライベートバンキング(PB)グループでチーフの木村美紀調査役が企画した。当日は10時から寒河江市ハートフルセンター(受講者30人)、14時から同行米沢支店(同20人)で開いた。
第1部は家族信託を活用する利点や信託金銭の管理など実務についてレクチャーした。第2部はPBグループ行員が講師を務め、外部連携を含めた同行の支援体制を説明。遺言や家族信託、遊休不動産の有効活用や資産運用などコンサルティングメニューを紹介した。
受講者は不動産を保有する個人客ら。開催後は営業店のPB担当者と本部行員が協調し、営業店ブロック単位で顧客ニーズをフォロー。収益物件の取得など不動産活用も含めて相続対策を幅広く提案していく。同行は12月18日までの予定で同様のセミナーを山形県内と宮城県仙台市の計9カ所で予定している。