DMMビットコイン廃業、SBI系へ60万口座移管

2024.12.02 13:41
経営統合・合併 暗号資産
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暗号資産交換業のDMMビットコインは12月2日、廃業する方針を公表し、2025年3月をめどにSBIホールディングス(HD)傘下のSBIVCトレードに預かり資産口座を全て移管することで合意した。これにより、SBIVCトレードの25年3月末預かり資産は4000億円、口座数は130万口座へ増加する見込み。


DMMビットコインは5月31日、482億円相当のビットコインが不正流出したと公表した。流出直後から現在まで暗号資産取引サービスを制限しており、顧客は新しい買い注文などができない状態だった。同社は経営立て直しを断念。「先方(DMMビットコイン)から事業譲渡の打診を受けた」(SBIVCトレード)といい、11月29日に両社は口座移管の基本合意を締結した。


25年3月までにDMMビットコインの約60万口座がSBIVCに移管される。商品数はDMMビットコインが取り扱っていた14銘柄が新たに追加され、38銘柄になる。


SBIVCトレードは「今年度の業績に影響は出ないが、25年度において取引活性化の観点からポジティブな効果が予想される」と話した。

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