(更新)南都銀、新本館建設し本店営業部を移転 近隣3支店を共同店舗化へ

2021.12.08 21:35
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会見する橋本隆史頭取(12月8日)
会見する橋本隆史頭取(12月8日)

南都銀行は12月8日、新たに新本館を建設して本店営業部を移転すると発表した。本部機能やグループ会社も移転・集約することで、多様な働き方に対応すると同時に生産性の向上を進める。


発表資料によると、新本館の完成は2024年度中を見込む。現本館がある近鉄奈良駅から西側に一駅離れた新大宮駅近くに建設する。工事は22年度中に着工。新本館の概要は地上7階建て、延べ床面積約1万平方メートル。


現本館は1926年の竣工(しゅんこう)から95年が経過し、老朽化が進むとともに、「IT化、デジタル化への対応で難しい面があった」(橋本隆史頭取)ことから建て替えることにした。新本館ではフレキシブルなオフィス空間とデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるほか、業務継続計画(BCP)対策を強化して安定的な金融インフラの維持を目指す。


現本店は、奈良市の観光の中心地にあることから、地域バリューの向上に資するホテルや商業施設等として利活用を検討する。 


このほか、新本館建設と本店営業部の移転に伴い、奈良市中心部のネットワークを見直す。23年10月ごろ、近鉄奈良駅前に新店舗を設置する一方で、近隣の手貝支店を本店営業部の共同店舗にする。その後、新本館の竣工にあわせて、大宮支店とJR奈良駅前支店も本店営業部の共同店舗として移す予定。


橋本頭取は「新本店は顧客の利便性の向上とグループ全体の働き方改革の実現を目指す。今後、50年、100年後も地域、顧客の発展につなげていきたい」と強調した。

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