福岡ひびき信金、アパレルの課題解決提案 学生がアイデア発表
2024.11.25 19:48
福岡ひびき信用金庫(北九州市、井倉眞理事長)と関連会社のひびしんキャピタルは11月25日、北九州市立大学で「ビジネスプラン発表会」を開催した。北九州市立大、九州国際大学、九州産業大学、福岡大学から6グループが参加し、同信金取引先の課題解決につながるアイデアをプレゼンテーションした。
発表会は地域の中小企業が抱える課題を分析し、解決プランの企画・提案が目的。今回はアパレル・セレクトショップを運営する「マロン」に「アパレル無人販売店のビジネスモデルの提案」がテーマ。1チーム10分の持ち時間でターゲット層や出店場所、無人化のリスク、収支計画などを説明した。
審査は同信金の黒木清輝専務や「マロン」の大久保寛之社長らが、発想や実現性、市場性など五つの着眼点をそれぞれ10点満点で採点した。
最優秀賞は九州産業大商学部のグループで、AI(人工知能)コーディネートや服を着ない試着機などを導入した店舗を提案。「マロン」の大久保社長は、「最先端のIT技術を駆使した提案で斬新なアイデアだった」と講評した。また、「ひびしん賞」は、子供服の無人店舗を提案した北九州市立大吉村ゼミ「mimi」グループが受賞した。
黒木専務は「ビジネスモデルの構築に学生のアイデアを生かしていただければ」と話した。