山形信金、地域と合同防災訓練を実施
2024.10.28 10:57
山形信用金庫(山形県、山口盛雄理事長)は10月27日、同信金山形営業部で地元の鍛冶町自治会との合同防災訓練を実施した。当日は同信金が備える器具の点検を兼ねて玉こんにゃく60人前の炊き出しも行った。
山形営業部は、山形市地域防災計画で「地区避難場所」などとして指定を受け、災害時には建物や駐車場を提供することになっている。このため、LPガスを使った非常用発電機や炊き出しステーション、LED投光器などを備えている。
当日は早朝から同部職員全員のほか町内会の住民など50人が参加した。訓練では「黄色フラッグ掲揚安否確認行動」や防災倉庫内の備品チェック、防災無線の点検などに取り組んだ。その後は水消火器による消火や救助用タンカの使用方法を訓練。大人が喉を詰まらせた想定で気道異物除去を学ぶ講習会を開き、山形市上下水道部の協力を得て給水車での応急給水体験も実施した。
山形信金は「協同組織金融機関として地域貢献活動を大切にしている。昨今、頻発している災害に備えて地域のみなさまと活動を続けたい」(業務部)としている。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%