小倉百人一首は、自身も優れた詠み手だった藤原定家が歴代の名歌からお気に入りをえりすぐった。定家の日記によれば、息子の婚姻相手の父親から別荘に飾る色紙を書くよう頼まれたことが後世に残る傑作選を編むきっかけとなった▼和歌には題材に応じて「部立て」という分類がある。百人一首では「恋」の43首が最多。次点は「秋」の16首で、うち5首は紅葉の歌だ▼...
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