近畿地区信金協と信金中金大阪支店、資金運用力向上へセミナー
2024.10.18 18:54
近畿地区信用金庫協会(高橋知史会長=大阪シティ信用金庫理事長)と信金中金大阪支店(関口育男理事支店長)は10月18日、信金の資金運用、企画、リスク管理部門担当の役職員向けに「資金運用スキルアップセミナー」を開催した。
研修は資金運用に必要なマーケット情報や投資戦略に関する情報の収集力向上や、リスクマネジメント力を高めてもらうことを目的に全3回実施する。
初回の今回は、世界最大の資産運用会社の日本法人であるブラックロック・ジャパンの地口祐一マルチアセット運用部長を講師に迎え、21信金から41人が参加した。地口部長は米大統領選後の株式市場の見通しやリスク要因などについて解説した。
高橋会長は「日本銀行による政策金利の追加利上げや地政学的リスクの高まりを背景に不確実性の高い市場環境が続いている」と話した。
資産・負債の総合管理(ALM)部門や資産運用会社への出向経験がある関口理事大阪支店長は「資産運用の重要性が増すなか、資産運用のプロから学んでもらいたい」と挨拶した。