OCC長官候補に民主党議員も反対 バイデン政権に痛手

2021.11.30 13:40
海外金融当局
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米バイデン政権が指名した次期財務省通貨監督庁(OCC)長官候補に、上院銀行委員会のメンバーを含む民主党議員5人も11月27日までに反対を表明。バイデン政権は、反対を表明した民主党議員に翻意を促すか、新しい候補を指名するか二者択一の選択を迫られており、政権にとっては痛手となりそうだ。 


バイデン政権は、9月23日に次期OCC長官候補に、ソール・オマローバ コーネル大学法学部教授を指名した。初の女性でアジア系の長官ということで注目を集めたが、同氏が暗号通貨に対して懐疑的であり、銀行行政でも社会主義的な傾向を持っているなどと公聴会で批判を浴びた。


共和党議員は全員が反対。米国銀行協会(ABA)、米国独立コミュニティー銀行家協会(ICBA)など米金融界も相次いで反対を表明していた。

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