OCC長官候補に民主党議員も反対 バイデン政権に痛手
2021.11.30 13:40
米バイデン政権が指名した次期財務省通貨監督庁(OCC)長官候補に、上院銀行委員会のメンバーを含む民主党議員5人も11月27日までに反対を表明。バイデン政権は、反対を表明した民主党議員に翻意を促すか、新しい候補を指名するか二者択一の選択を迫られており、政権にとっては痛手となりそうだ。
バイデン政権は、9月23日に次期OCC長官候補に、ソール・オマローバ コーネル大学法学部教授を指名した。初の女性でアジア系の長官ということで注目を集めたが、同氏が暗号通貨に対して懐疑的であり、銀行行政でも社会主義的な傾向を持っているなどと公聴会で批判を浴びた。
共和党議員は全員が反対。米国銀行協会(ABA)、米国独立コミュニティー銀行家協会(ICBA)など米金融界も相次いで反対を表明していた。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- おくやみ 濱詰健二氏が死去 小浜信用金庫理事長
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力
- 中企庁、成長企業の人材課題解決 中小機構が3事業本格化
- 東海東京FHD、地域銀と合弁証券好調 預かり資産3兆円突破