三重県信保協、創業カレッジ開校 財務、人事採用などを講義
2024.10.15 11:19
三重県信用保証協会(稲垣清文会長)は10月12日、創業後に必要なマーケティングや税務、人材採用といった知識を学ぶ創業カレッジを開校した。受講対象は三重県内で創業を検討している、もしくは創業後間もない人。7人が参加した。
初回のオリエンテーションでは今後のスケジュールのほか参加者が自己紹介を行い、創業への意欲を語った。鈴鹿市在住の男性看護師は、患者が安心して自宅療養できる訪問介護ステーション設立の計画を説明。県内でも介護ステーションが増加しているといい、経営を軌道の乗せるうえでマーケティングを学びたいと話した。
稲垣会長は「創業経験者からは、創業準備は、入念に行っても過剰となることはないと聞いている。万全な準備を行っていただきたい」と参加者に呼びかけた。
創業カレッジは10月から2025年1月まで毎月1回のペースで全6回開講。財務、社会保険、人材採用などを学ぶ。マーケティングではPrice (価格戦略)、Promotion (販促戦略)、Place (流通戦略)、Product (製品戦略)の頭文字をとった4Pといった基本事項を学び、財務面では資金繰り表の作成などを行い、経営に必要な基本事項を習得する。
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