鈴木金融相、兜町で意見交換 資産形成や金融教育をテーマに
2021.11.27 04:35
鈴木俊一金融担当相は11月26日、日本橋兜町で「安定的な資産形成と金融リテラシーの向上」をテーマに関係者と意見交換を行った。慶応義塾大学2年生で学生投資連合USIC(ユーシック)代表の八田潤一郎氏、個人投資家の水田亮介氏、金融教育ベンチャーのマネネCEOで経済アナリストの森永康平氏など7人が参加。さまざまな世代や立場からの声に耳を傾けた。
鈴木金融担当相は冒頭の挨拶で若年層の金融教育の重要性を強調する一方で、「金融商品を販売する立場の方々も課題はないとは言えない」と話し、金融機関の顧客本位の業務運営の在り方についても問題提起した。
多業種の20代が投資について議論する104(とうし)コンソーシアムの武部仁美氏は、将来不安から20代の資産形成ニーズは高まっているものの「誰に相談したらいい分からない」など、若者の声を紹介した。鈴木金融担当相は「相談しやすくできるような活動体ができてくることを期待したい」と述べた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%