信用組合愛知商銀、周年記念の預金推進 定期1000万円で韓国旅行へ
2024.10.03 18:52信用組合愛知商銀(愛知県、大原清三理事長)は、預金獲得策にも結び付けた70周年の記念事業を展開している。10月1日から契約者全員を韓国旅行に招待する定期預金に加え、金利1.2%の定期預金も販売開始。「逆ざや覚悟でお客さまに感謝を伝えるとともに、例年以上の預金確保につなげる」(営業推進部)考えだ。
契約者全員を韓国旅行に招待する商品性を設けたことで、金利重視で推進しがちな他金融機関と差別化する。1口1000万円で、募集総額は4億円(40人)。金利は0.15%で、期間は3年。取扱期間は12月30日までで、既に約20人と契約に向け話が進む。
2025年4月に実施する2泊3日の韓国旅行には、成績上位の営業店の支店長も同行する予定。旅行での交流を通じて関係を深め、取引拡大にもつなげる。人気焼肉店での会食や五つ星ホテルの宿泊などを計画する。
金利1.2%(組合員限定)の定期預金は、1口100万円以上1000万円以内に設定。期間6カ月、募集総額50億円とした。営業推進部の金村孝志部長は「幅広い層のお客さまに向け、12月に迎える創立70周年の感謝を伝えることができれば」と話す。
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