山形銀、山形大と連携協定

2024.10.03 18:30
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連携協定を取り交わす(左から)佐藤頭取と玉手英利・山形大学長(10月3日、山形大)
連携協定を取り交わす(左から)佐藤頭取と玉手英利・山形大学長(10月3日、山形大)

山形銀行は10月3日、山形大学とデジタルイノベーションに関する連携協定を締結した。同大大学院が2025年4月に新設する新専攻の運営に山形銀が協力。教員の派遣やインターンシップの受け入れなどに取り組む。


山形大が新設するのは、大学院理工学研究科博士前期課程数理情報システム専攻(入学定員88人)。社会課題の解決をリードする高度情報専門人材の養成を目的に、米沢キャンパス(米沢市)と小白川キャンパス(山形市)で開講する。


担当部署のシステム企画部DX戦略室/データマーケティングセンター(後藤孝嘉室長)を中心に協力する。同行は取引履歴をAI(人工知能)でデータ分析し、顧客ニーズに関する仮説を立てて検証したり、10年近く行内の業務効率化を推進してきた実績も持つ。行員はこうした知見を生かして教員として講義に臨む。


インターンシップは数人ずつ数週間単位で同室などに招き、データ分析に加えて通常の銀行業務や関連会社も見学。金融機関が地域課題解決に関わる現場に触れてもらう考え。一方、同行も大学院生の知識や発想を業務改善に生かしていく。


将来は両者で社会課題解決に向けた共同研究に取り組んだり、大学院を修了した学生を同行が専門職行員として採用することも視野に入れる。山形銀の佐藤英司頭取は「学生にはビジネスの現場で実務を経験してもらい、次世代リーダーの育成や地域の魅力向上に貢献したい」としている。

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