北洋銀、店頭にタブレット端末導入 記入レス・印鑑レス実現

2024.10.01 18:40
事務効率化 営業・店頭体制
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北洋銀が導入するタブレット端末(北洋銀提供)
北洋銀が導入するタブレット端末(北洋銀提供)

北洋銀行は10月1日、顧客利便性の向上と事務効率化を目的に、店頭業務タブレット端末「TSUBASA Smile」(ツバサ スマイル)を導入すると発表した。10月7日から順次、各営業店のローカウンター窓口で取り扱いを始め、2025年1月までに全店へ約320台の端末を配置する。


地銀広域連携「TSUBASA アライアンス」で連携する千葉銀行と第四北越銀行、中国銀行が共同開発したタブレット端末を活用。新規口座の開設やクレジットカードの申し込み、住所・名義変更などの手続きで「記入レス」「印鑑レス」を実現。個人顧客が対象で、伝票や申込書を記入する負担を軽減して時間の短縮につなげる。


記入レスは、行員が顧客から聞き取った情報をタブレット端末に入力。顧客が申し込み内容を確認し、その後に電子サインをもらうことで手続きが完了する仕組み。


印鑑レスは、届け出事項(氏名・住所・電話番号・印鑑)の変更などの手続きでは、顧客がキャッシュカードを使い暗証番号で本人確認を行うことで手続きが可能になる。


これにより新規口座の開設にかかる時間は、「従来の45分から20~25分ほど短縮される」(事務企画部)という。


このほか、普通預金の解約、定期預金の新規・解約、喪失届などについても、25年2月以降に順次取り扱いを始める予定。

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