興能信金、能登産品購入定期を取り扱い 復興支援で10月から
2024.09.27 19:27興能信用金庫(石川県、田代克弘理事長)は10月1日、能登産品購入定期預金「能登応援プロジェクト~能登復興支援⁺(プラス)~」の取り扱いを開始する。能登半島地震で被災した事業者の商品販売を取り次ぎ、商品購入者に対しては、1年もの定期預金に年0.3%の特別金利を付ける。取扱期間は2025年9月30日まで1年間で、3カ月ごとに8商品を選定予定。
能登産品は、被災事業者の食品や飲料などの地元特産品を選定する。当初3カ月間は昆布詰め合わせや能登牛、イカそぼろセット、新米、プリン、塩辛セット、能登ワイン、自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆――の8種類を用意。いずれも、地震の被害が大きかった奥能登地区の事業者から選定した。それ後も3カ月ごとに商品を入れ替える予定。同信金本支店の店頭や渉外担当者の訪問時に申し込みを受け付け、購入商品を取り次ぐ。
定期預金の限度額は、1商品購入500万円、2商品購入1000万円で、それ以上も1商品購入ごとに500万円増額する。適用金利は年0.3%。
同信金業務部は「この商品を通じて被災した事業者を応援していきたい」としている。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%