九州FGの推進組織、40人がPPPの手法学ぶ
2024.08.23 18:40
九州フィナンシャルグループ(FG)の「九州FG PPP/PFIプラットフォーム」は8月23日、鹿児島銀行本店で共通セミナーを開いた。オンライン配信も行い、合計約40人が参加した。同26日には熊本県でも開催される。
同プラットフォームは、2015年設立。PPP(官民連携)とPFI(民間資金を活用した社会資本整備)の普及・促進を目的とした推進組織。公共施設の老朽化問題などの課題を解決する。
講師は、東洋大学経済学部公民連携専攻長兼東洋大学PPP研究センター長の根本祐二氏が務めた。テーマは「PPP/PFIの現状と期待される新しい手法」。最近の事例や政府の目標について説明し、インフラの老朽化や国の財政事情を例に挙げて「PPPやPFI以外に選択肢はなく、推進することを前提に考えるべきだ」と話した。
鹿児島銀地域支援部の濵田翔吾副調査役は「鹿児島ではPFIの案件が少ないため、広がっていくきっかけになれば」と述べた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%