鹿児島県信保協、創業支援セミナー開く
2021.11.15 20:52
鹿児島県信用保証協会(川野敏彦会長)は11月15日、創業支援セミナーを開いた。創業5年未満の経営者や起業志望者24人が集まった。
創業後に課題になりやすい経営理念や財務管理、資金繰りについて説明。講師を務めた税理士の岩元耕児は起業家から受けた相談例から「経営理念がぶれると顧客や金融機関、社員の信頼が得られない」と強調するとともに、損益分岐点を重視して経営戦略を策定するよう呼びかけた。
セミナーは年1回開催しており、今回で4回目。経営支援部は「新型コロナウイルスの影響で資金繰りは大変だが、夢に向かって頑張ってほしい」と話した。
終了後は個別相談会も開き、既に創業した5人が専門家のアドバイスを受けた。「自立支援型デイサービスかなで」の上薗裕二代表は「資金繰りに不安があった。利益を出すために必要な売上額や融資審査の考え方を教えてもらい、感触をつかめた」と話していた。