東邦銀、年末に向け強盗対応で訓練 新入行員対象に

2021.11.15 20:09
防犯
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模擬拳銃の銃口を向ける犯人役と対峙する新入行員(11月15日、東邦銀研修センター)

東邦銀行は11月15日、福島市内の研修センターで強盗事件に対応する訓練を実施した。事故や事件が多発する年末年始に向けて防犯意識を高めるのが狙い。福島警察署と日本防災通信協会福島県支部が協力し、今年の新入行員45人が有事の対応を再確認した。


訓練は、5つの班に分かれて実施。研修センター内の模擬店舗で、刃物や拳銃などを所持する犯人役の警察官が来店して窓口の行員に現金を要求する想定で行われた。大声や大きな物音で脅す犯人に対し、行員は非常通報ボタンを押して対応。興奮している犯人役を落ち着かせようとしたほか、徒歩で逃げる犯人にカラーボールを投げつけるなど懸命に取り組んだ。その後、駆け付けた警察官に犯人の特徴を伝え、証拠の保全に協力した。


訓練の様子を見守った松川剛・福島警察署生活安全課長は「重要なのはお金よりも客と行員の命。訓練を糧に、どう動いたらよいのか考えてほしい」と講評。原町支店の佐藤蓮さんは「初動対応が重要だと痛感した。視野を広く持ち、身の安全を確保しながら対応していきたい」と話した。

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