【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発
2024.07.20 15:10
第95回都市対抗野球大会が7月20日、東京ドームで1回戦が行われ、金融界からは明治安田生命保険が母体の明治安田(東京都)がヤマハ(浜松市)と対戦。終盤に打線が爆発し、11対1の8回コールドで勝利した。
2年連続8回目の出場。ブランド名の改称で6月にチーム名を変更。新チームになって初の都市対抗となった。役職員ら応援団は一塁側スタンドのほか外野席まで埋めた。
永島英器社長の始球式で幕を開けた試合。7回ウラ、先頭打者の森川大樹(30、総合法人第三部、法大)が出塁すると、1アウト1、3塁の場面で新城拓(30、東京本部東京総合法人部、中大)がスクイズ。相手のエラーを誘い、勝ち越しに成功。

その後、福岡高輝(26、八王子支社、早大)がタイムリーで突き放すと、2アウト満塁で永廣知紀(26、広域組織法人部、法大)。「浮いた球を逃さなかった」と走者一掃の二塁打。この回一挙5得点を挙げた。勢いが止まらない明治安田。8回ウラ、連打で2アウト満塁にすると、代打の齋藤來音(22、所沢支社、慶大)が押し出し四球、セガサミーからの補強選手・中川智裕(26、近大)がレフトに満塁本塁打。前回大会準優勝のヤマハを相手にコールド勝ち。2年連続で初戦突破を果たした。

岡村憲二監督(50、明治安田システム・テクノロジー、専大)は、「ヤマハに勝つことを考え戦った。選手たちはよく打ってくれた」と称えた。永廣は「スタンドからの応援に感動し身が震えた。去年を超えられる大会にしたい」と話した。

次戦は、26日18時から四国銀行(高知市)と東邦ガス(名古屋市)の勝者と対戦。第53回大会(1982年)以来の1大会2勝に向け、幸先良いスタートを迎えた。