十六FG、4―9月純利益36%増の103億円 4期連続増益

2021.11.12 17:29
決算
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会見で決算内容を説明する池田社長(11月12日、名古屋証券取引所)
会見で決算内容を説明する池田社長(11月12日、名古屋証券取引所)

十六フィナンシャルグループ(FG)が11月12日に公表した2021年4-9月期決算(連結)は、純利益が前年同期比36・3%増の103億1700万円だった。十六銀行単体でも純利益が100億円を超え、中間期ベースで大台を突破したのは2度目。連結・単体ともに4期連続の増益となった。


本業のもうけを示す銀行単体のコア業務純益は、同35%増の131億9600万円。貸出金利息や有価証券利息配当金、預かり資産関連収益が増加した一方、人件・物件費は減少した。


与信関係費用は同28%減の19億4700万円。不良債権処理額は減少したものの、予防的引き当てとして計上基準を変更したため一般貸倒引当金は11億2000万円増加した。同日の会見で池田直樹社長は、「将来の見通しのなかで、個社別に貸出残高が多く不安材料がある先は保守的に積み増した」と言及した。


2022年3月期の業績予想(連結)は、経常収益を当初予想から10億円増の1100億円に、経常利益を12億円増の247億円に、純利益を5億円増の160億円に上方修正した。通期予想に対する中間期実績の進捗(しんちょく)率は、64%となった。

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