福岡県信保協、幹部らが事業者支援を学ぶ
2024.07.17 19:19福岡県信用保証協会(山﨑建典会長)は7月17日、職員向けに事業者支援を学ぶ講演会を開催した。テーマは「事業者支援における保証協会の役割と金融機関等の連携の重要性」。追手門学院大学経営学部の水野浩児教授が講師を務めた。
幹部ら約40人が参加。水野教授は、コロナ禍を経て信保協が事業者支援の主役になったと強調し、金融庁などが3月8日に公表した「再生支援の総合的対策」で支援体制のパラダイムシフトが起こったと解説。特に事業者情報の守秘義務解除の対象として中小企業活性化協議会などが明記されたことについて「支援機関同士の連携がとりやすくなった半面、信保協の責任も増した」とし、「信保協はこの先1年間の活動が重要になる。民間金融機関をリードするような役割が期待されている」と呼びかけた。
後半は、金融庁が地域金融機関向けに作成した「業種別支援の着眼点」を紹介。支援者同士の共通言語にするために、信保協職員にも活用してほしいと話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 東海地区地域銀、住宅ローンで全国突出、愛知三河の競争過熱
- 琉球銀石嶺支店、長短戦略で業績伸長 20期ぶり優績店表彰
- 三井住友FG、マネーフォワードと事業連携 オープン戦略で「オリーブ」基盤拡大
- 都銀と地域銀、国債運用の姿勢に差 政策金利見通しで〝違い〟
- 信金中金としんきんAM投信、投信窓販の知見拡大へ 東名阪で信金向け新研修
- 地銀、割れるDC掛け金見直し 社員向け支援多様化
- 【M&A 地銀の選択】(4)譲渡の決断、寄り添う5年
- 盛岡信金本町支店、全員セールスで目標達成 働きやすい職場環境整備
- りそなHD、アプリ2000万DL目標 地銀へ提携働きかけもー南社長インタビュー
- 十六FG、DX支援3000件へ 合弁2年、提案力築く