ほくほくFG、21年度中間期純利益0.9%増の131億円 当初予想を上回る

2021.11.10 20:47
決算
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決算内容を説明する庵社長(11月10日、ほくほくフィナンシャルグループ本社)
決算内容を説明する庵社長(11月10日、ほくほくフィナンシャルグループ本社)

ほくほくフィナンシャルグループ(FG)は、11月10日に2021年4-9月期決算(連結)を発表した。純利益は前年同期比0.9%増の131億2500万円。子銀行のコア業務純益が増加し、中間純利益は当初予想を40億円以上上回った。22年3月通期予想は従来の185億円から200億円に上方修正した。


経常収益は横ばいの878億9500万円、経常利益は5.1%増の190億8700万円。北陸銀行と北海道銀行2行合算のコア業務純益は、同13.2%増の219億円。投資信託販売やコンサルティング関連の手数料収入が好調なことから役務取引等利益は前年同期を15億円上回った一方、経費は人件費の抑制などで15億円減少した。


当初65億円と予想していた与信費用は52億円となった。庵栄伸社長は同日の会見で、コストとして「まだ表面化していない段階」との見方を示した。


貸出金は2行で違いがでた。9月末の貸出金残高は北陸銀が前年同期比1.6%減の4兆9789億円だったのに対し、北海道銀は5.0 %増の4兆1329億円。北陸銀は住宅ローン残高が961億円拡大したものの、中小企業向けは430億円減少した。この1年間は0.2%を下回る低金利の貸し出しを抑制したことが影響したとみられる。

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