金融庁長官に井藤氏、油布氏が企画市場局長に　総合政策局長は屋敷氏

鈴木俊一財務・金融相は6月28日、金融庁と財務省の幹部人事を発令した。金融庁の栗田照久長官が1年で退任し、後任に井藤英樹・企画市場局長が就任する。総合政策局長には屋敷利紀・総合政策局審議官、企画市場局長には油布志行・総合政策局長を充てる。着任は7月5日付。

有泉秀・金融国際審議官、石田晋也・総括審議官、堀本善雄・政策立案総括審議官、三好敏之・国際総括官、伊藤豊・監督局長、井上俊剛・証券取引等監視委員会事務局長はそれぞれ留任する。　

財務省は5日付で茶谷栄治・事務次官の後任に新川浩嗣・主計局長を充てる。神田眞人・財務官は7月31日付で退任し、三村淳・国際局長が就任する。

井藤　英樹氏(いとう・ひでき)　岡山県出身、59歳。88年東大卒、大蔵省（現財務省）入省、金融庁銀行二課長、総務企画局政策課長、同局参事官、総合政策局政策立案総括審議官、企画市場局長。

屋敷　利紀氏（やしき・としのり）　富山県出身、59歳。89年京大卒、日本銀行入行、岡山支店長、金融庁マクロプルーデンス総括参事官、総合政策局審議官。

油布　志行氏（ゆふ・もとゆき）　福岡県出身、58歳。89年東大卒、大蔵省（現財務省）入省、金融庁企業開示課長、総務企画局参事官、総合政策局審議官、証券取引等監視委員会事務局長、総合政策局長。