西日本FH、発足後初の増収増益 期末配当引き上げ20円に 

2021.11.09 20:52
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西日本フィナンシャルホールディングス(FH)の2021年度中間期決算は、6期ぶりの増収増益となった。16年の西日本FH発足後初めてで、通期予想でも増収増益見込む。11月9日に発表した。


経常収益は前年同期比5.4%増の700億4000万円、中間純利益は65.8%増の156億5500万円だった。中間純利益の増益は資金利益、役務取引等利益の増加と、経費、信用コストの減少が要因。資金利益は新型コロナ関連融資の増加と、有価証券運用の強化を図ったことで前年同期比23億円増の481億円。役務利益は、預かり資産商品の販売が好調だったことに加え、法人業務での手数料が増え同17億円増の111億円になった。


子銀行の西日本シティ銀行、長崎銀行とも増収増益だった。村上英之社長は、「中期経営計画で法人・個人取引のOne to Oneソリューション、有価証券運用、業務革新に注力し、実績に結びついた。手応えを感じる良い決算になった」と話した。


西日本FHは通期予想の上方修正を踏まえ、期末配当予想を前回の1株当たり15円から20円に修正。中間期配当の15円と合わせ年間35円にする。また、11月10日から22年2月末を期限に、総額20億円または取得株式400万株(発行済み株式総数に占める割合は2.70%)を上限に自己株式を取得する。

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