静岡銀、4-9月期純利益13%増の275億円 通期予想への進捗率60%

2021.11.08 20:51
決算
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21年9月中間期決算会見でポイントについて話す柴田頭取(11月8日、アゴラ静岡)
21年9月中間期決算会見でポイントについて話す柴田頭取(11月8日、アゴラ静岡)

静岡銀行グループが11月8日に公表した2021年4-9月期決算(連結)は、経常収益が前年同期比0・6%減の1162億3700万円、経常利益が6・0%減の333億8100万円、純利益が同13.0%増の275億2900万円だった。22年3月期の連結業績予想は据え置き、純利益は同4.2%増の455億円を見込む。通期予想に対する4-9月期の進捗(しんちょく)率は60.5%となった。


中核の静岡銀単体では、業務粗利益がほぼ横ばいの728億円、業務純益は21年1月に稼働した次世代システムに伴う経費増により49億円減少して255億円となった。経常利益は37億円減の283億円だったが、純利益は関係会社の株式売却益の増加で特別損益が改善。2期連続増益となる249億円だった。


新型コロナウイルスの関連資金は、21年9月末時点で累計1万8910件・5933億円の融資を実行した。与信関係費用は通期で130億円を見込み、内訳はコロナ関連80億円、コロナ以外50億円。4-9月期では30億円にとどまり、そのうちコロナ関連が26億円だった。


同日、会見した柴田久頭取は、コロナ感染拡大の「〝第6波〟の懸念もあり、先行きが見通せないなかで通期の与信関係費用は変更しない」と話した。

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