山梨中央銀、医療・介護事業者向け情報提供を強化 診療報酬改定など控え
2021.11.09 04:39
山梨中央銀行は、医療・介護事業者の経営支援につなげるためセミナーを通じた情報提供に力を入れる。2022年4月に控える診療報酬改定や、24年4月にも制度施行される医師の働き方改革など、転換期を迎える医療現場の体制整備を後押しする。
11月以降、人事をテーマにしたセミナーを相次いで開催する。11月22日~12月10日まで、「人事労務管理セミナー」をオンライン配信。医療機関の経営コンサルを手掛ける川原経営総合センターが、職員定着のポイントと働き方の変化について説明し、個別相談会も開く。医療機関と社会福祉法人向けの2パターンを用意し、参加費はそれぞれ3000円。同行の経営者クラブの会員は割引で視聴できる。
11月25日には、ZOOMを活用した「医師採用&病院収益改善」の無料セミナーを開く。定員は100人で、医師の人材紹介などを手掛けるエムスリーキャリアが講師となる。年明けには診療報酬改定に関するセミナーを予定する。
同行は17年度以降、外国人活用や接遇・電話・クレーム対応、院長の資産形成、ICT(情報通信技術)活用など、幅広いテーマでセミナーを開催。中心となって企画するコンサルティング営業部の医療チームによると、参加者が定員の倍近い回もあり、経営者からのニーズや要望も大きいという。
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