3メガや地銀、共通デジタル証明書で分科会 有効性と実現性を検証
2024.06.21 11:54
3メガバンクや地方銀行は6月21日、デジタル証明書を活用した新しい本人確認のあり方の有効性と実現性の検証を開始したと発表した。今回、新たに三菱UFJ信託銀行がつくるデジタル証明書の共創コンソーシアムに本人確認分科会を設置した。
同スキームが確立すれば、金融機関が行う本人確認結果を「本人確認済VC」として消費者に発行し、銀行口座開設や、カード発行、証券口座開設、デジタル金融サービスの登録時などでも、本人確認済VC提示を確認手段として利用できる。
共創コンソーシアムに、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほFGが加わり、ふくおかFGや静岡銀行も参加。2024年内に実証実験し、25年のサービス開始を目指す。
また、複数の金融機関で利用できるデジタル証明書の仕組みを共通にして、事務の効率化なども進める。