広島信金、広島の街を緑に グリーンプロジェクト始動
2024.06.14 19:45
広島信用金庫(広島市、川上武理事長)は6月14日、SDGs(持続可能な開発目標)の活動の一環としてグリーンプロジェクトを始動した。広島の街に緑を増やして環境問題の解決に取り組むのが狙い。6月15日の「信用金庫の日」に合わせて実施した。

全74カ店でミズナ、かすみ草、キンギョソウの種を粗品とともに来店客に配った。種は、6月が開花期にあたり育てやすい品種から選定。3種類合計で計6000袋を用意した。野菜と花の成長を話題に顧客接点を強化することも期待する。
広島市西区の住宅地にある研修センターには、大気汚染を軽減する効果がある植物サンパチェンスを11個のプランターに設置。効果を確認しながら全店配置も視野に入れる。

広島市は戦後、原子爆弾の投下によって焼け野原になった街に緑を取り戻そうと植樹活動に熱心に取り組んできた。平和大通りや平和記念公園などに豊かな緑地が整備されている。
企画した営業統括部の岸耕平課長代理と川本麻世係長は「このプロジェクトを一過性のものではなく、長く続けていきたい」している。