沖縄海邦銀、全ての外為業務を終了へ 経営資源は本業支援に

2021.11.04 19:48
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沖縄海邦銀行は11月4日、外国為替業務の取り扱い全てを終了すると発表した。11月30日に外貨預金の新規口座開設と貿易金融(輸出手形の取り立て、輸入信用状の開設など)、2022年8月末に海外送金、同年10月末に海外からの送金受領を取りやめる。


同行によれば、マネーロンダリング対策や外為業務に関連するシステム投資などコスト負担と収益性を考慮して決めた。外貨預金は既存口座の取引を継続するが、22年10月31日以降は引き出しと解約のみとする。


沖縄県は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、観光業を中心に打撃を受けた取引先の海外送金が減少していたという。外為業務終了後は、「ヒト、モノ、カネの経営資源を取引先の本業支援強化などに再配分する」(事務統括部)考えだ。


同行は米ドルの外貨両替業務について、20年9月30日で取引を終了していた。

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