十六銀、SLL第1号を締結 岐阜県内初のサステナファイナンス
2021.11.04 19:03十六銀行は11月4日、取引先のSDGs(持続可能な開発目標)など事業目標の達成を後押しする「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」の第1号案件を契約締結した。サステナブルファイナンスは岐阜県内で初の取り組みとなる。
支援先は、自動車部品製造を手掛ける美濃工業。2002年にISO14001の取得で環境保全活動に取り組んできたほか、現在は自動車業界全体の脱炭素化に貢献することを踏まえたカーボンニュートラル成長戦略に注力している。
SLLの事業挑戦目標(SPTs)は、製品全体に対する電動化部品の売り上げシェアを、22 年2月期の 14%から10年間の年2%向上で設定。野心的目標として評価されて条件を満たし、SLLで3億円の融資実行につながった。
同行はSDGsやESG(環境・社会・企業統治)に関連する取引先の事業支援を目的として7月に同ローンを開始。SLLを含めた専用7商品で、引き続きSDGsやESGを後押していく方針。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に