十六銀、SLL第1号を締結 岐阜県内初のサステナファイナンス

2021.11.04 19:03
SDGs ESG 貸出・ローン
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

十六銀行は11月4日、取引先のSDGs(持続可能な開発目標)など事業目標の達成を後押しする「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」の第1号案件を契約締結した。サステナブルファイナンスは岐阜県内で初の取り組みとなる。


支援先は、自動車部品製造を手掛ける美濃工業。2002年にISO14001の取得で環境保全活動に取り組んできたほか、現在は自動車業界全体の脱炭素化に貢献することを踏まえたカーボンニュートラル成長戦略に注力している。


SLLの事業挑戦目標(SPTs)は、製品全体に対する電動化部品の売り上げシェアを、22 年2月期の 14%から10年間の年2%向上で設定。野心的目標として評価されて条件を満たし、SLLで3億円の融資実行につながった。


同行はSDGsやESG(環境・社会・企業統治)に関連する取引先の事業支援を目的として7月に同ローンを開始。SLLを含めた専用7商品で、引き続きSDGsやESGを後押していく方針。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

十六FG、24年3月純利益3.6%増の193億円 資金利益増と与信費用減が寄与
会見では池田社長(左)と児玉英司常務執行役員が23年度の各実績について説明した(5月9日)
十六銀、10年ぶりに岐阜県の指定金受託
十六銀、資源循環型ATMを導入
21世紀金融行動原則、三井住友FLと十六銀に環境大臣賞

関連キーワード

SDGs ESG 貸出・ローン

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)