石川県内15JA、農林水産業支援へ応援定期 賞品に能登米など
2024.06.06 18:18石川県内の15農業協同組合(JA)は、6月10日〜8月30日に「能登半島地震復興応援定期貯金」を取り扱う。預入額に応じて、被災した能登地区で栽培された米などが当たる抽選を行う。
復興をテーマにした懸賞付き定期は今回が初めて。組合員を含む多くの一次産業従事者が今回の地震で被害を受けていることから、被災地の生産品を賞品に設定。能登の復興を応援する。
3年もの以上のスーパー定期に各JAが特別金利を適用。新規預入限定で、50万円ごとに1口の抽選権を付与する。2025年、26年の8月末に各JAが抽選し、各年2500人の当選者へ賞品を贈る。25年は「能登米とごはんのお供セット」、26年は能登の食材を使った丼のクーポン3000円分。
また、満期到来時には、和倉温泉の加賀屋ペア宿泊券(100組200人)や、農水産物のギフトセット(200人)などが当たる抽選も行う。
企画した石川県信用農業協同組合連合会JA支援部の担当者は「一次産業を守る立場として、農家だけでなく能登地区の農林水産業全体を支援したい」と話す。