北国FHD、地域活性化へDX人材育成 地元企業と協定
2021.11.02 21:00
北国フィナンシャルホールディングス(FHD)は11月2日、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材育成を通した地域活性化を目的に、システム開発などのシステムサポート(石川県)との「DX人材育成に関する連携協定」を締結した。
北国FHDは、クラウド技術に関する人材が地域に不足していることを懸念。同社のコンサルティング子会社CCイノベーションの相談内容も8割近くがシステムに関連する。ITサービスを活用した地域活性化を実現するため、今回の協定に至った。今後は両社のノウハウを生かし、人材育成プログラムや小中学生などの子供から社会人まで幅広い層へのIT関連教室開催などに取り組んでいく。
連携項目は、①クラウド技術を活用、応用できる高度なIT人材の育成②地域活性化に向けたクラウド技術などIT技術活用手法の検討③両社の施設や製品、技術の提供④両社の媒体を活用した各項目の広報宣伝――など。
締結式に参加した杖村修司社長は「我々だけでなく地域企業の皆さんがDX、生産性を向上しなければ地域全体が良くならない。まずは志が一致した2社で始めて、いろんな企業を巻き込んで盛り上げていきたい」と話した。