池田泉州銀、字幕表示システム導入 高齢者や聴覚障がい者に対応

2024.05.24 19:05
高齢者取引
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話した言葉をリアルタイムでタブレットに表示する(5月24日)
話した言葉をリアルタイムでタブレットに表示する(5月24日)

池田泉州銀行は5月27日、高齢者や聴覚に障がいのある人に対応するため、京セラ(京都市)が開発した字幕表示システム「Cotopat(コトパット)」を導入する。店頭などでの会話の際、話した言葉をリアルタイムで認識してタブレット画面に表示する仕組み。窓口業務のサービス向上につなげる。金融機関での導入は初めて。


マイクで会話の音声を認識し、画面に字幕として表示。文脈を認識して同音異義語や文字区切りも自動で補正する。金融用語や同行の固有商品名、各種手続きに必要な確認書類の図解などをあらかじめ登録しておくことで、文字と図解が表示され円滑なコミュニケーションをとることができる。


日本語をはじめ、英語、中国語、韓国語など7種類の言語を翻訳して表示する。


同行では、高齢者取引の多いときわ台支店(大阪府豊能町)で先行して導入。検証期間を経て、他店舗に拡大するかを検討する。


同システムは2023年8月から提供を開始。販売を手掛ける京セラドキュメントソリューションズジャパン(大阪市)によると、24年4月1日に改正障害者差別解消法が施行されてから引き合いが増えているという。

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