名古屋銀、サステナビリティ・リンク・ローン開始 自行評価型は東海3県の銀行初

2021.11.01 21:34
ESG
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名古屋銀行は11月1日、サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の取り扱いを開始した。取引先のサステナブル経営に必要な野心的目標数値(SPTs=サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)を同行が評価・設定するのが特徴。目標達成時に融資金利を優遇するなど企業の取り組みを後押しする。


サステナブル経営をサポートするため、支援を望む企業のSPTsを評価・設定する「自行評価型」で取り組む。同行はサポートするにあたって、格付投資情報センター(R&I)からフレームワークに対するセカンドオピニオンを取得。自行評価型の対応は東海3県の銀行で初という。


SPTsでは、①エネルギー効率化②温室効果ガス排出削減③再生可能エネルギー――などのKPI(成果指標)を設定のうえ、同行が妥当性を検証。MS&ADインターリスク総研が年1回作成するレポーティングを基にSPTs達成度を評価し、達成時は優遇金利を適用する。


同行では、10月にもTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同表明と、サステナビリティに関する基本方針を制定。意欲的な企業のサステナブル経営支援を積極化していく。

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