平均株価、続伸し終値754円高 自民党勝利で経済対策に期待
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11月1日の東京株式市場で平均株価は大幅続伸し、終値は前週末比754円39銭(2.61%)高の2万9647円08銭となった。10月31日投開票の衆院議員選挙で自民党が単独で261議席を獲得し、絶対的安定多数を確保したことから安定した政権運営を好感し買いが入った。
岸田文雄首相は1日午後に記者会見を開き、経済対策の策定方針などを改めて明らかにした。同日の株式市場は高く始まり、終日高値圏で推移した。
SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長は、総選挙の結果を受けて「先物の条件反射的な買いが入った」とみる。政治安定の安心感を背景にした経済対策への期待から電機など景気敏感株が買われた。
太田氏は、世界的なインフレや供給制約が懸念されるなか、今後の注目材料として自動車関連の企業決算、米経済指標、米連邦公開市場委員会(FOMC)をあげた。
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