(更新)横浜銀と京都銀、国際業務で提携 アジア進出先の支援強化

2021.11.01 17:13
提携・連携 海外取引支援
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横浜銀行と京都銀行は11月1日、取引先企業の海外ビジネスサポートを狙いに国際業務で提携した。両行の海外ネットワークやノウハウ、情報を相互活用し、協調融資やビジネスマッチング、セミナー、商談会などの共同開催を通じて本業支援に取り組む。


今回の提携により、京都銀は取引先に多い製造業の中国・アセアン進出や、事業拡大に伴う現地通貨建ての融資を横浜銀の上海支店やシンガポール支店を通じて実行できる。日系企業同士のつながりも重要となるため、横浜銀取引先との個別マッチングや情報提供の機会を設けることで本業支援をさらに強化する。


横浜銀とは2015年から上海支店の融資機能を活用するなど協調関係にあるが、提携に踏み込む形をとったのは「オープンにすることで、なぜ横浜銀と組むのかお客さまにも伝わりやすい」(阿南雅哉・京都銀専務)からだ。


一方、横浜銀は既に西日本シティ銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、りそな銀行と国際業務で連携してきた実績があり、連携金融機関を広げて融資先を増やし収益増強につなげる。


牧野圭吾・横浜銀取締役執行役員は「海外のアセットを直近3年間で2倍にする計画を掲げ、2022年3月末には達成できる見通し」としている。



提携の狙いを説明する横浜銀の牧野圭吾取締役執行役員(左)と京都銀の阿南雅哉専務(11月1日、東京日本橋タワー)
提携の狙いを説明する横浜銀の牧野圭吾取締役執行役員(左)と京都銀の阿南雅哉専務(11月1日、東京日本橋タワー)

両行の海外拠点はアジアを中心に展開。横浜銀は2支店(上海、シンガポール)と2駐在員事務所(香港、バンコク)、京都銀は4駐在員事務所(大連、上海、香港、バンコク)を構える。 


 


 

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