京都銀・西日本シティ銀、銀行アプリの機能拡充 非対面で喪失物を再発行
2021.10.29 12:07
京都銀行と西日本シティ銀行は、NTTデータの共同利用型サービスを使って、「銀行アプリ」での喪失物の届け出・再発行ができるサービスを開発した。
NTTデータと地銀共同センター(加盟13行)が共同検討している「営業店のデジタルシフト(脱ハンコ・伝票レス)」の取り組みの一環。NTTデータの共同利用型サービス「Service Engagement Hub(SEHub)」で、銀行業務のデジタル化を図っている。
京都銀は、11月1日から「京銀アプリ」「京銀ダイレクトバンキング」を契約する個人を対象にサービスを開始。対象手続きは、キャッシュカード・通帳の喪失(紛失)届・再発行、印鑑の喪失届。
西日本シティ銀は11月8日から、「アプリde手続き」の名称で開始。通帳・キャッシュカードの喪失・再発行の手続きでは、一時的な「利用の停止」と発見時の手続きができる。また、喪失した通帳を再発行せず「Web口座」に切り替えることや、住所・電話番号の変更手続きを同一アプリで操作できるようにした。
同行では、通帳、キャッシュカードの喪失、住所変更の手続きが年間約23万9000件あり、そのうち3割をアプリにシフトしたい考え。従来の窓口、電話での喪失受付も継続する。
西日本シティ銀事務統括部は「これまで店頭での紛失手続きに約20分の時間がかかっていたが、アプリでは3分程度になる。アプリを使った非対面での手続きを増やしていきたい」と。