あいちFG、業況見通し「改善」36% 取引先1万社アンケート
2024.04.15 19:30あいちフィナンシャルグループ(FG)は4月15日、取引先約1万社に実施したアンケート「景況感ならびに社会・経営課題への対応」の結果を公表。今後1年の業況見通しで「改善」と回答したのは36%だった。前回調査で半年後の業績は「上向き」とした21%から15ポイント上昇した。
業況見通しで一番多かったのは「横ばい」で46%、「悪化」は8%。業種別で改善の割合が高かったのは飲食業の64%、情報通信業と小売業は42%となった。
資金繰りについては、65%が「不安はない」と回答。カーボンニュートラルへの取り組み状況では53%が「取り組むかどうか検討」「取り組む予定はない」とし、未着手が半数以上を占めた。事業承継については、「今決める予定(必要)はない」が40%、「後継者は決まっている」が34%となった。
調査は2023年12月6日~24年1月12日にオンラインによる無記名回答形式で実施した。愛知銀行と中京銀行の一定額以上の融資取引がある1万1750社が対象で、このうち3664社から有効回答を得た。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%