福井信金、図書購入費1000万円寄付 市立図書館改築で
2024.04.15 18:26
福井信用金庫(福井県、岡本一夫理事長)は4月15日、福井市立図書館の図書購入費用として、1000万円を福井市に寄付した。児童書を中心に約5000冊の購入資金に充てられ、5月1日の同図書館リニューアル開館以降に収蔵される。
同図書館は現在約45万冊の蔵書があるが、手狭になってきたことなどから休館して改築工事中。5月のリニューアル後は収蔵量が最大72万冊まで拡張されることから、追加する図書購入費用の一部を寄付した。
4月15日、福井市役所で行われた贈呈式で、岡本理事長が西行茂市長に目録を手渡した。岡本理事長は「図書館は地域に欠かせない。地元の金融機関としても、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として有効性が高いと期待している」と話した。西行市長は岡本理事長に感謝状を手渡し、「しっかり活用して、市民の皆様に読んでいただく。地域交流の場としても活用していきたい」と話した。
同信金は、設立50周年の1980年以降に累計6000万円を寄付。図書館はそれを基金として積み立て、運用利子から児童書など約1万2000冊を購入している。