関信協、創業支援コンテストを開催 理事長9人の前で発表

2024.04.10 18:53
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表彰状を掲げる辻子ブロック長(左)と鏑木課長(4月10日、信金会館京橋別館)
表彰状を掲げる辻子ブロック長(左)と鏑木課長(4月10日、信金会館京橋別館)

関東信用金庫協会(平松廣司会長=かながわ信金理事長)は4月10日、信用金庫会館京橋別館で創業支援事例コンテストの最終審査を実施した。応募のあった各金庫の実際の創業事例を、審査員である9人の理事長の前でプレゼンテーションした。


対象事例は、創業や第二創業をするにあたり、会員金庫が支援して3~5年経過した取引先の事例。加盟48信金のうち21信金が応募した。


当日は書類審査を通過した5信金の担当者が、15分間で内容をプレゼンした。最優秀賞は銚子信金。あわびの陸上養殖などを営む「A’Culture」への支援事例を説明した。


あわびの陸上養殖は、日本国内でも類を見ない独自性のあるもの。融資相談が難航していたところ、同信金が対応。同社が漁業組合と連携するなど地域とのつながりが深いこと、絶滅危惧種となっているあわびの復活への熱意などから、事業性評価融資を決定した。ほかにも事業計画策定支援や、クラウドファンディング、補助金活用などをアドバイス。本格的なあわびの出荷に向けて取り組みを進めている。


発表をした辻子賢一・夷隅ブロック長は「営業店の部下や本部など、さまざまな職員と連携した結果受賞できた」、地域サポート部の鏑木達也課長は「直前まで発表内容を詰めてきた。本事業は金庫内でも特に目立つ事例だった」と語る。


優秀賞は千葉県の佐原信金、敢闘賞は神奈川県のかながわ、中栄信金、長野県の上田信金。


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