京都信金、円町支店を移転新築開店 6月から「課題解決型」へ

2024.04.10 15:17
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来店客を笑顔で迎える(左)榊田理事長(4月8日、京都信金円町支店)
来店客を笑顔で迎える(左)榊田理事長(4月8日、京都信金円町支店)

京都信用金庫(京都市、榊田隆之理事長)は4月8日、JR嵯峨野線・円町駅前に円町支店(菅沼昌平支店長=職員12人)を新築移転開店した。新店舗は仮店舗から約400メートル東の京都市・丸太町通り沿いに立地。同信金が所有する旧店舗の敷地のうち約3分の2を東レ建設に売却し分譲マンションに、残り約3分の1に新店舗を新築した。新店舗は自社物件で4台分の駐車場を確保。


同店は5月31日まで通常店舗として運営。6月3日から「課題解決型店舗」に変更する。窓口営業は午前のみ、午後からは地域の課題解決活動を展開する。


同店の預金残高は、2024年3月末354億円、貸出金残高は199億円。うち住宅ローンは約26%で、残りは事業性融資。小売り、飲食、卸売り、不動産など幅広い業種がある。


「店周にはカレー店が多く、毎年『円町カレーフェスティバル』が開催される。以前から協力しているが今後はより一層力を入れ盛り上げていきたい」(菅沼支店長)と意気込みを話す。円町駅付近はマンションの新築が相次ぎ、流入人口が増加。個人顧客のライフプランにも関わっていく。


新店舗の敷地面積は約1413平方メートル、延べ床面積は、地下1階から2階まで約455平方メートル。営業スペースは1階。ATM3台。太陽光発電など脱炭素を意識した設計。


榊田理事長は「支店によって異なる課題をしっかり解決していきたい」と話す。

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