東商、事業承継・引継ぎ支援セミナー
2024.03.26 19:34
東京商工会議所は3月26日、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会と「事業承継・引継ぎ支援セミナー ~事業再生・承継の新しいアプローチ~」を開催した。ハイブリッド形式で金融機関や中小企業支援機関などの役職員、士業ら約150人が参加。信用保証協会、金融機関、支援機関、弁護士などの専門家の新たな連携のあり方がテーマ。
中小企業を取り巻く環境が不透明ななか、事業再生、承継、あるいは廃業などの選択が迫られている。今回は、東京都信用保証協会、中小企業支援機関や弁護士をはじめとした専門家が、どのようなサポートをすべきか事業再建・承継の新しいアプローチについて議論した。東京都産業労働局が「東京都制度融資における安定化支援」、東京都中小企業活性化協議会は「事業承継のための事業再生 事業再生のための事業承継」、東京三弁護士会は「日本経済の活性化と経営困難時の事業承継」をテーマにそれぞれ基調講演。そのあと、「事業再建・承継の新しいアプローチ」をテーマにパネルディスカッションした。
東商の湊元良明理事・事務局長は、「これまで通常の事業承継の相談を受けてきた。加えて、その延長線上にある承継あるいは廃業の選択に対して、弁護士など専門家とともに新しいアプローチや具体的な提案を示していきたい」とあいさつした。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高