東京スター銀、デジタル証券扱う　地域金融機関で初

東京スター銀行は3月22日、三井物産デジタル・アセットマネジメントが開発・運営するデジタル証券サービス「ALTERNA（オルタナ）」の提供を始めたと発表した。機関投資家ではない一般の利用者が、小口で特定の不動産に投資できるようになる。デジタル証券の取り扱いは地域金融機関で初。

オルタナは都心の大型不動産や物流施設、発電所などの現物資産に投資する個人向けサービス。ブロックチェーン技術を土台にしたデジタル証券を活用し、小口での取引を実現した。スマートフォンから利用可能で、10万円から投資できる。現在は国内不動産のみが対象だが、今後は航空機や船舶などにもアセットを広げていく方針。

NISA（少額投資非課税制度）など資産形成に注目が集まっているが、「今後、資産運用のニーズは多様化していくだろう。新たな選択肢として利用者に提供したい」(東京スター銀）としている。