朝日信金、都の助成金と都産技研を紹介 ものづくり支援で
2024.03.21 18:55
朝日信用金庫(東京都、伊藤康博理事長)は3月21日、東京都立産業技術研究センター(都産技研)墨田支所で助成金と都産技研の活用をテーマにハイブリッド形式(会場参加16人)でセミナーを開催した。
始めに、東京都中小企業振興公社の担当者が同公社の助成事業体系や助成金申請にあたっての留意点を説明。知的財産や設備投資、創業など個別の助成事業を紹介した。2024年問題に対する緊急助成事業として建設業、運輸業などが対象の「デジタル技術活用推進緊急支援事業」なども取り上げた。
続いて、価格交渉支援の取り組みとして公社が設置した、「下請取引紛争解決センター」の概要や価格交渉アドバイザーの役割、「労務費増加額試算ツール」の詳細を解説した。
最後に、都が設置した都産技研の事業を紹介。同センターは公的試験研究機関として都内中小企業に対して試験や機器の共用、人材育成など事業者に資する取り組みを実施している。
セミナー終了後は人間の特性や生活空間・環境を生かしたものづくりの支援を特長とする同施設の見学会を実施。参加者は「手触り」を数値化するシステムや生活空間計測スタジオで、機能性スポーツウェアなどの効果を測定する運動負荷装置などの説明を受けた。
お客さまサポート部では「都内の公的施設を取引先に知ってもらうことで、さらにものづくりを支援していきたい」としている。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定