奈良県信保協、経営支援事例集を作成 専門家派遣など情報発信
2024.03.21 11:25
奈良県信用保証協会(松谷幸和会長)は、経営支援事例集「KIRATTO(きらっと)」を作成した。事業者に専門家派遣などの取り組みを知ってもらい、利用を促すことが目的。4月から配布する。
これまでホームページで事例紹介を行っていたが、同協会や金融機関の紹介で初めて閲覧する人が多く、認知度が課題だった。冊子はA5版カラーで、飲食店や機械部品製造会社、フォトスタジオなど5社の支援事例を見開きで紹介する。わかりやすさを重視し、事業者の悩みや支援内容を簡潔に記載。経営者のインタビューも掲載する。2千部印刷し、連携する支援機関などを通じて配布する。
同協会の経営支援は「事業計画策定支援にとどまらず、事業者が抱える喫緊の課題に対応することが特徴」(経営支援部)。支援メニューの一つ「なら専門家派遣事業『育み』」は、フードコーディネータ―やWEBデザイナーなどを派遣し、企業の売り上げアップを直接的に支援する。2023年度は2月末時点で99社に実施した。
冊子を作成した経営支援部は「事例集を通じて協会の取り組みを知ってもらい、事業者にとってより身近な存在を目指したい」と話す。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%