城南信金、復興支援へ富山観光 温泉地や魚市場を周遊
2024.03.21 09:20城南信用金庫(東京都、川本恭治理事長)は3月19日~20日、取引先を連れ富山県内の黒部市や氷見市などを巡る観光ツアーを実施した。1月に発生した能登半島地震で風評被害を受けている温泉地や魚市場を訪れ、消費を通じて現地を支援する目的。
川本理事長が2月に富山信用金庫(富山県、山地清理事長)を訪問した際、山地理事長から黒部市の観光地・宇奈月温泉の観光客減少を聞いたことが今回の企画につながった。
1泊2日のツアーには取引先の経営者など16人が参加した。19日は宇奈月温泉の旅館「延楽」に宿泊。20日午前に「セレネ美術館」(黒部市)などを訪れ、昼は富山市内の老舗料亭「松月」で白エビ料理を堪能した。
松月で一行を出迎えた山地理事長は、城南信金について「誘客に力を尽くして頂いた」と述べ、その上で「北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸したので、関東の方には石川・福井両県を含めて旅行に来てほしい」と期待を寄せた。
午後は氷見市の氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」にて、地元の氷見伏木信用金庫・藤井隆理事長の案内の下、ツアー客は海産物を買い求めた。
川本理事長は、「今回の旅で富山のおいしい食べ物や素晴らしい自然を満喫することができた。北陸各地を訪れる旅行を今後も続けていければ」と話した。