日本公庫、道内９支店が室蘭工大と連携　スタートアップ支援

日本政策金融公庫の北海道9支店は3月14日、室蘭工業大学（室蘭市）と「スタートアップ支援に関する連携協定」を締結した。スタートアップの創出支援とともに、地域経済の発展に貢献する。

道内の大学と同協定を結ぶのは初。具体的には起業家教育、大学発の研究成果の事業化、スタートアップの資金調達などで連携する。

室蘭工大での締結式で、日本公庫国民生活事業本部の中村貴修北海道地区統轄は「事業化に向けたさまざまな研究シーズを有する室蘭工大と連携することで、より効果的なスタートアップへの支援ができる」と語った。

同日は、日本公庫室蘭支店と同大学による「大規模災害時等における業務連携に関する覚書」の締結式も実施。同支店が機能不全に陥った場合、一時的な執務場所として大学施設を利用するほか、地域経済に影響を及ぼす大規模災害などが発生した際は相互に連携する。