大阪厚生信金、2年ぶりに合同企業説明会 地元企業の採用活動支援

2021.10.21 07:56
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資料を見ながら、どのブースで企業説明を受けようか悩む新卒予定者ら
資料を見ながら、どのブースで企業説明を受けようか悩む新卒予定者ら

大阪厚生信用金庫(大阪府、中村龍男理事長)は10月20日、大阪市内で合同企業説明会「内定エクスプレス2021」を大阪府と一緒に開催した。地元企業87社が出展し、来春の新卒予定者から44歳までの求職者を対象に来場を誘致した。地元企業の採用活動を支援するのが狙い。


これまではコロナ禍の影響から、就職・採用活動で直接面談できる機会が限られていたが、9月30日に緊急事態宣言が解除されたため2年ぶりにリアル開催が実現した。参加者らは各ブースの企業担当者から説明を受け、年内の内々定を目指して真剣に話を聞いていた。


開催直前の集計では参加予定者が約350人にのぼり、「前回の開催時より2割ほど増えている」(業務部)という。大阪府在住の参加者に加え、他府県から来場した求職者の姿も目立った。10月18~22日の5日間はオンラインでも開催しており、ウェブ面談や情報提供を行っている。


出展企業からは「大阪厚生信金さんからお誘いいただき、今回初めて出展した。多くの若者を採用したい」(不動産企業)など意欲的な声が聞かれた。


参加者の一人は「対面での就活が難しいなか、このようなイベントは貴重。いろいろな企業から話を聞きたい」(大学4年生・男性)と話し、大量の資料を片手に企業担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。


中村理事長は「(地元企業が)いい人材と出会い、事業の発展につながることを願う」と期待を示した。

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