新潟県信農連、NPOに110万円寄付 小児がん経験者を支援
2024.03.12 16:55
新潟県信用農業協同組合連合会(島本春幸理事長)は3月12日、小児がんを経験した元患者の就労支援のため、新潟市の認定NPO法人に110万7228円を寄付した。島本理事長がハートリンクワーキングプロジェクト(新潟市)の林三枝副理事長に目録を手渡した。
寄付金は、小児がん経験者の職業訓練やフォローアップ研修、小児がん啓発活動に活用される。
同信農連は、2017年度から「小児がんの子どもによりそう定期貯金」を取り扱っている。募集金額の0.05%相当を、小児がん患者や経験者の支援団体へ寄付している。23年度の取扱総額は22億1445万円だった。
林副理事長は「がん経験者の就労には、再発リスクなどを企業側に知ってもらう必要がある。支援センターの運営は寄付金がなければ成り立たない」と協力に感謝した。島本理事長は「支援の意義を理解し、協力してくれる組合員が多い。今後も取り組みを続けていきたい」とした。